» 2016 » 5月のブログ記事

排水性舗装というのは、その名の通り、排水を目的としてつくられたアスファルト舗装の一種ということができます。通常のアスファルト舗装では、水をはじいてしまうという性質があるため、雨が降ると道路に水がたまってしまって、歩行者にとっても自動車にとっても通行がしにくいというデメリットがみられます。また、アスファルト舗装は音をそのまま跳ね返してしまうため、交通騒音についてもひじょうに大きく、沿道の民家などがかなりめいわくするということもありました。排水性舗装は、こうしたデメリットを克服するために生まれた、特別な舗装であるということができます。排水性舗装は、表面のアスファルトをよくみると、ふつうのアスファルト舗装よりも、すき間がかなりあることがわかります。このすき間があることによって、雨が降った場合でも、その水がすき間から道路の下のほうに流れてゆき、道路の表面にはたまらずに済むのです。流れ落ちた水については、道路の下のほうの層にあたる路盤の手前で、側溝などの排水処理施設に排出されることになります。また、道路の騒音についても、このすき間が吸収するというはたらきがあるため、ふつうの舗装よりも静かな環境が実現できます。

テクスチャー07透水性舗装は、アスファルト混合物である道路の表層材に大きなすき間を有するものをいいます。通常のアスファルト舗装であれば、できるだけすき間をなくすように施工されていますが、この透水性舗装は、あえてその逆を追求したものといえます。通常のアスファルト舗装であれば、水を通すことはなく、水をはじくという性質をもっているため、適切に排水がされなければ、水がそのまま路面に溜まってしまいます。その結果として、マイカーで走行したときに、水の抵抗で走りにくくなったり、ハンドルがきかずにスリップして事故を起こしてしまったりといったことになりがちでした。いっぽう、透水性舗装であれば、水がすき間から地面に流れ込み、表層には溜まらないという大きな特徴があるため、マイカーでもたいへん走りやすく、事故防止にもつながるというメリットがあります。また、現在では特定の地域だけに大雨が降ると、降雨量が雨水管の容量をはるかに超えてしまって、その容量を超えた分が道路や民家に流れ込み、道路の冠水、床上浸水などといった、大きな災害になってしまうということもしばしばあるものです。透水性舗装であれば、雨水が地下に染み渡ることになるため、こうした都市型水害も防げるという特徴も備えています。

排水性舗装と透水性舗装というのは、いずれも道路に使われるアスファルト舗装の一種で、雨が降った場合でも、その雨水が道路の表層に溜まらず、道路の下に流れるようにした構造のものをいいます。そのため、大きな目的としては違いはそれほどないともいえますが、いったん道路の下に流した雨水をどのように処理するかという点で、若干の違いがみられます。道路というのは、表面はたしかにアスファルトでできていますが、その下には砕石や砂を敷き詰めて路盤というものをつくり、重量のある自動車などが通過しても、びくともしないように工夫されています。排水性舗装の場合には、表層から染みこんだ雨水は、路床の手前の段階で別のルートに排出され、路盤の下にまでは達することがありません。まさに排水が目的ですので、雨水は途中で道路の側溝などの排水処理施設に誘導されることになります。いっぽうの透水性舗装ですが、こちらは表層から染みこんだ雨水が、そのまま路盤を通過してさらに下の路床にまで染みこむというつくりになっています。そのため、あまりにも荷重がかかりすぎてしまうと問題があるため、歩行者専用道路であるとか、街路樹やシンボルツリーが植えられた駅前広場などの部分で使用されることが多いといえます。

水準点について

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テクスチャー05水準点というのは、東京湾における平均海面を標高0メートルとして定義したときに、その地点がどれだけの標高をもつかをあきらかにするためにもうけられている標石のことをいい、全国におよそ17000か所ほどもあります。
この水準点は、全国の国道や主要な都道府県道のルートに沿ってもうけられていて、標石のある地点については、すでに正確な測量により、その地点の標高が確認されています。
したがって、地方の土木工事などにおいて、任意の地点の正確な標高を割り出さなければならなくなったときには、別に東京まで行って測量をしなくても、近くにある水準点の標高を参照すればよいということになります。
この水準点は、測量をするためにひじょうにたいせつなものですので、たいていは標石のまわりを堅固なコンクリートで囲んでいたり、マンホールのようなおおいをかけていたりします。
こうした全国にある水準点のおおもとになるのは、日本水準原点とよばれていて、東京都千代田区の国会庭園内の倉庫のような建物のなかに設置されています。
日本水準原点が設置されたのは、1891年のことで、もともとは旧帝国陸軍の参謀本部の陸地測量部が置かれていた場所にあたります。

地点標について

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地点標というのは、主要な国道にはかならず備え付けられている、距離を示した標柱のことをいいます。1キロメートルごとに設置される「キロメートル標」、100メートルごとに設置される「100メートル標」という2つのタイプがあり、それぞれに道路の起点からの距離が数字として記載されているのが特徴であるといえます。あくまでも起点からの距離ですので、道路の上りと下りという区別は表示には関係がありません。
これは道路の維持や管理の上からの必要に応じて設置されているものですが、道路を走っているドライバーにとっても、こうした地点標があることによって、クルマの現在位置を特定しやすいといったメリットがあります。たとえば、道路上で交通事故が発生し、周囲にめだった建物がなくて場所が特定しにくい場合であっても、この地点標に書かれている数字を警察や消防に通報すれば、正確な交通事故の場所の特定に役立つというわけです。
これとは別に、道路には水準点とよばれるコンクリート柱のようなものが埋まっているのをみかけますが、こちらはその地点の高さを割り出すめやすとして設けられていて、測量に用いられるものですので、根本的な設置目的が異なります。

テクスチャー06地点標は、国道や県道などの主要な道路や高速道路に設置されているもので、起点となる地点の名前や起点からの距離が表示されています。
起点から1kmごとに設置されているキロメートル標と100メートル標があり、100メートル標は距離がキロ単位で小数第1位までが記載され、100mごとに設置されています。数字だけを記したもののほか、地点の詳細な情報が書かれたものなど、形状やフォーマットは特に決まっていません。
高速道路上の地点標は、特にキロポストと呼ばれ、事故が発生した際に通報の目安になるなど、重要な役割を担っています。
一方の水準点は永久標識の一種で、水準測量を目的として全国の約22000箇所に設置されています。国土地理院による管理下の元、国道や旧国道沿いに2km間隔で設置され、国会前庭洋式庭園内には日本水準原点があります。
水準測量とは、地図の製作や管理を目的として、対象となる地点の標高を測定するもので、0.1mm単位で実施されます。日本国内では東京湾の海面がゼロとされ、これを基準として測量が行われており、日本水準原点は地上に基準点を設置したものです。このほか、86箇所の基準水準点が全国に置かれています。

道路を一般的な通行の目的で使用するのであれば、特に制約はありませんが、その他の目的で使用するとなると、交通をさまたげるおそれがあるため、所轄の警察署長の特別な許可が必要となってきます。これが道路使用許可とよばれるものであり、道路交通法のなかに根拠条文が置かれています。
具体的に、どのような行為に道路使用許可が必要になるのかについてですが、これも実は道路交通法のなかに例示があり、その条項番号をとって、1号許可から4号許可といった名称でよばれることがあります。
まずは1号許可ですが、これは道路において工事や作業をする場合です。たとえば、道路を掘って地下鉄の工事をしたり、道路に架線作業車を停めて電線を渡す作業をしたりといったことが挙げられます。
2号許可は、道路に石碑、広告板、アーチなどといった、工作物を設置する場合です。道路上にバス停を設置したり、商店街のアーケードを設置したりといったものが該当します。
3号許可は、場所を移動しないで道路に露店や屋台を出す場合です。道路上にくつみがきのお店を出したり、商品の棚を出したりといったことが該当します。
4号許可は、道路において祭礼行事やロケをする場合です。これは神社のお祭りで神輿を出したり、映画のロケをしたりといったことが該当します。

道路の定義とは

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テクスチャー08ひとくちに「道路」といっても、わが国にはさまざまな法律がありますので、実はその法律ごとに定義がちがっていて、ある法律では「道路」としては認められなかったとしても、別の法律では問題なく認められるといったことがあります。たとえば、「道路法」とよばれる法律では、高速自動車国道、一般国道、都道府県道、市町村道の4つの種類が定義されていて、これらに付属しているトンネルや橋といったものも含まれるということになっています。これが一般には「公道」とよばれるものにあたります。しかし、「道路交通法」とよばれる別の法律では、これらの公道はもちろん該当するものの、観光地によくみられるスカイラインやドライブウェイ、パークウェイといった名称を冠した有料の専用道や、公道以外でも一般交通の目的で使われている場所、いわゆる私道なども含まれるということになっています。したがって、たとえばマラソン大会や夏祭りのパレードを行ったり、あるいは路上で工事や作業をするといった、本来の目的以外の使い方をしようとする場合には、公道だけではなく、私道であったとしても、管轄の警察署に対して道路使用許可を申請することが必要になる可能性があるわけです。

道路というのは、歩行者や車両が通行するためにつくられたものですので、そのような本来の目的において使用する限りにおいては、道路使用許可は必要ないものであり、逆にいえば、それ以外の目的で交通の妨害になるような行為をすることは禁止されています。しかし、なかには本来の目的以外であっても、たとえば、道路工事、電柱の架設などの作業、祭礼での神輿の巡行、イベントにおける出店の開設、道路上へのアーチなどの工作物の設置といった、公益上あるいは社会慣習上、道路を使用することがやむを得ないとみられる場合もあります。このような場合について、その場所を管轄する警察署長が特に禁止を解除するのが、道路使用許可とよばれるものであり、工事をしようとする人などが、あらかじめ申請をすることになります。高速道路で道路使用許可を取りたい場合には、申請先は警察署長ではなく、高速道路交通警察隊長になります。なお、道路使用許可とあわせて、道路管理者に対しての道路占用許可という、別の許可を申請しなければならないこともあります。この場合は、警察署長と道路管理者に別々に申請書を提出してもかまいませんが、一括して申請をすることも可能となっています。

テクスチャー04交通事故を起こさないよう安全運転を心掛けるには、道路についての基本的な知識を身につけておく必要があります。
道路を運転する際に知っておくべき点として、路面状態があります。ブレーキをかけてから停止するまでの距離は停止距離と呼ばれ、空走距離と制動距離の合計からなります。
空走距離は、運転する人がブレーキを掛ける必要を察知してから、実際にブレーキが効き始めるまでの距離で、時速50km/hの場合は10mから11m程度となっています。制動距離は、ブレーキが効き始めてから実際に停止するまでの距離で、時速50km/hでは14m程度です。
このため時速50km/hで走行中に危険を察知し、完全に停止するまでの距離は11+14=25mほどが必要となります。しかし、路面が乾いている場合の摩擦係数約0.7に対し、雨によって路面が濡れている場合は0.5から0.6程度となるため、更に停止距離が長くなります。
このため、路面状況に応じたスピードで運転する必要があります。
優先道路についても意識しておく必要があります。全ての交差点に信号機が設置されていれば問題ありませんが、信号機の無い交差点もあるため、優先道路か否かが非常に重要となります。優先道路は標識のほか、センターラインの有無や道幅で判断することができます。

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