排水性舗装と透水性舗装というのは、いずれも道路に使われるアスファルト舗装の一種で、雨が降った場合でも、その雨水が道路の表層に溜まらず、道路の下に流れるようにした構造のものをいいます。そのため、大きな目的としては違いはそれほどないともいえますが、いったん道路の下に流した雨水をどのように処理するかという点で、若干の違いがみられます。道路というのは、表面はたしかにアスファルトでできていますが、その下には砕石や砂を敷き詰めて路盤というものをつくり、重量のある自動車などが通過しても、びくともしないように工夫されています。排水性舗装の場合には、表層から染みこんだ雨水は、路床の手前の段階で別のルートに排出され、路盤の下にまでは達することがありません。まさに排水が目的ですので、雨水は途中で道路の側溝などの排水処理施設に誘導されることになります。いっぽうの透水性舗装ですが、こちらは表層から染みこんだ雨水が、そのまま路盤を通過してさらに下の路床にまで染みこむというつくりになっています。そのため、あまりにも荷重がかかりすぎてしまうと問題があるため、歩行者専用道路であるとか、街路樹やシンボルツリーが植えられた駅前広場などの部分で使用されることが多いといえます。

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